前の記事で準備編を書きました。
そこでこの記事では早速作業に入ってみます。
~DGIndex編~
①DGIndexを起動します。
メニューの「File」⇒「Open」で録画したTSファイルを指定して「開く」をクリックします。
もう一回読み込むような別のウインドウ(ADDとかUP,DOWNとか)が出ますが、「OK」をクリックします。
②読み込みができたら、メニューの「Stream」⇒「Detect PIDs: PAT/PMT」を開きます。
③上から2番目あたりにある「MPEG2 Video~」を選んで、「Set Video」をクリックします。
次にそのすぐ下にある「AAC Audio~」を選んで、「Set Audio」をクリックします。
両方やったら右端の「Done」をクリックします。
④メニューの「File」→「Save Project」を選びます。
ファイル名の変更は特に必要がないので、そのまま「保存」をクリックします。
「Information」というタイトルの縦長のウインドウが出るので、しばらく待ちます。
下の方にあるStatusという枠内のRemainが「FINISH」となったら完了です。
~faad編~
①DGIndex編の④で保存先に指定したフォルダを開くと
「(Title)PID~DELAY~ms.aac」というファイルができているはずなので
faad.exeにそのファイルをドラッグ&ドロップします。
②黒い背景色のウィンドウが出るので終わるまで放置。
③「(Title)PID~DELAY~ms.wav」というファイルが新たに生成されたことを確認する。
終わったらすべてxとかで閉じて大丈夫です。
~AviUtl 環境設定編~
初めて起動するときは環境設定をします。
①AviUtlを起動します。
②「ファイル」→「環境設定」→「システムの設定」を選びます。
最大画像サイズを「幅1920、高さ1080」にします。
これはフルHDの解像度を上限とする、という意味です。
あとは初期設定のままで大丈夫です。
長時間番組をエンコする際には最大フレーム数を調整する必要があるみたいです。
~AviUtl CMカット編~
とりあえず録画した番組には余計な部分(CMとかCMとかCMとか…w)
があると思うのでカットしてしまいましょう。
①映像サイズの指定をします。
「設定」→「Lanczos 3-lobed 拡大縮小の設定」を選びます。
②ウインドウが出るので右上にチェックを入れます。
SIMDは「SSE2整数」で大丈夫です。
サイズはお好みでどうぞ。ちなみに自分は1280x720にしています。
これぐらいがちょうどいいです。
1920x1080でもいいのですが、その分ファイルサイズがきつくなります。
地上デジタル放送は”1440x1088”、つまりフルHDではなく画像を引き延ばす必要があることにも注目。
放送が720x480の場合は、704x396にしています。
昔ながらの4:3の場合は640x480でいいでしょう。
③「ファイル」⇒「開く」で、DGIndex編の④で指定した保存先に
「~.d2v」という拡張子が付いているファイルがあるのでそれを読み込みます。
これが分離した動画の部分になります。
④「ファイル」⇒「音声読み込み」で「~DELAY~ms」というファイル名のwavファイルを読み込みます。
これも③と同じフォルダにあるはずです。
⑤音声ファイルのファイル名にあった”DELAY値”に注目します。
これに一番近い数字を、音声の位置調整フィルタで指定する必要があります。
これを怠ると動画と音声がズレます笑
「設定」→「音声の位置調整の設定」を選びます。
ファイル名に一番近い値になるようにバーを調整して下さい。
値を設定したら右上のチェックボックスにチェックを入れて、有効にします。
これは毎回変わるので必ず指定します。
⑥ようやくCMカットの作業を始めます。
メインウインドウの下にあるスライドバーで
カットする部分の最初のコマに合わせて
画面の右下にある「|←」を押します。
次にカットする部分の最後のコマに合わせて
画面の右下にある「→|」を押します。
スライドバーが一部分だけ紺色になるはずです。
そこがカットされる部分になります。
確認したら「編集」⇒「選択範囲のフレーム削除」を選びます。
この作業を必要な分だけ繰り返してください。
~AviUtl テレビ局ロゴ除去編~
①「フィルタ」→「すべてのフィルタをOFFにする」で
一度すべてのフィルターを一時的にオフにします。
②「設定」→「インターレースの解除」→「自動フィールドシフト」を設定します。
「設定」→「インターレースの解除」→「自動フィールドシフトの設定」を選びます。
ウインドウが出たらエンコードするジャンルのボタンを押せば大体いいのではないでしょうか。
③次に「設定」→「ロゴ解析の設定」を選びます。
右上にチェックを入れてロゴ解析のフィルタを有効にします。
④マウスで画面右上の放送局のロゴを囲みます。
その後、ロゴ解析フィルタウインドウの「ロゴ解析ボタン」をクリックします。
あとはひたすら待ちます笑
有効サンプルが7~8000以上あれば良いでしょう。
⑤終了したらロゴ名を「放送局名+(画像サイズ)」にして
「送信」と「保存」をしてから閉じます。
ロゴ解析のフィルタ自体もチェックを外して閉じます。
これを一回やってロゴのデータを保存しておけば
繰り返し使えるのでこの作業は一度やるだけで大丈夫です。
放送局ごとにやればいいんです(キリッ
同じ局でも結果が微妙な場合には再度ロゴ解析を行ってください。
⑥「設定」→「透過性ロゴの設定」を選びます。
透過性ロゴに先ほど作った解析データが入っていることを確認してから
ウインドウの右上にチェックを入れます。
ロゴが消え去るはずです。
まぁ目立たなくしているだけですが…w
~AviUtl フィルター設定編~
「設定」→「フィルタ順序の設定」→「ビデオフィルタ順序の設定」を選択します。
上からロゴ関係>ノイズ除去関係>シャープ>クリッピング>拡大縮小>色調補正の順にします。
⑧先ほどオフにした各種フィルタをONにします
「設定」から、以下の各フィルタをクリックすることで有効にします。
・ノイズ除去
・シャープ
・クリッピング&リサイズ
・色調補正
・透過性ロゴ
・Lanczos 3-lobed 拡大縮小
・ロゴ解析
・音声の位置調整
・音声の最大化
値は各自自分なりに好みの値を探ってみてください。
この時、自動フィールドシフトが有効な状態だとエンコード時にエラーになってしまいます。
「設定」⇒「インターレースの解除」⇒「なし」にしておきます。
エンコ編に続く…